3灯目のストロボにフィルターを付けて、斜め後方へ追加しました。 差し色のストロボですが、全体のクオリティがグッと高くなりましたね。 これぞ多灯ライティングの魅力!! 2灯目までのストロボは「キレイ」に撮るため必要最低限の機材と言えます。 ファッション、ポートレート、ウェディングなどを中心に活動し、 Facebook、Instagram等のSNSでも多くのファンを獲得する。, ウェブサイト たとえばf2.8で撮る場合と、f16で撮る場合では、必要なストロボ光量は32倍も変わってしまうのです。 撮影する絞り値が決定したら、露出計を用いてストロボ光量を測ってみましょう。その際、露出計の設定も撮影絞り値、ISO感度に合わせておきます。 https://www.youtube.com/user/ilkophoto https://www.instagram.com/ilkoallexandroff. http://www.ilkoallexandroff.com ライティングで重要な作業が、光量のバランスを取ることです。ここではジェネレータータイプのストロボの光量調節を見ていきましょう。, 覚えておいていただきたいのが、スタジオ用ストロボで撮影をする場合、明るさによってカメラのシャッター速度、撮影絞り値を決めるのではなく、シャッター速度、絞りを決定した後、ストロボの光量を調節して、最適な明るさを作るということです。, まずカメラのシャッター速度は1/60秒に設定します。35mm一眼レフなどでは、1/125秒で撮ることもありますが、通常は1/60秒が基本。レンズシャッターの場合も同様です。つまり、ある一定の間(1/60秒)シャッターを開けておき、そのタイミングでストロボを発光させるという考え方です。, 次に、撮影意図に合わせて、レンズの焦点距離、絞り値を決定します。絞りによって必要なストロボ光量も大きく変わるので、どんな仕上がりにするか、最初にできるだけイメージを明確にしておかないと、途中であわててストロボ灯数を変更することになります。たとえばf2.8で撮る場合と、f16で撮る場合では、必要なストロボ光量は32倍も変わってしまうのです。, 撮影する絞り値が決定したら、露出計を用いてストロボ光量を測ってみましょう。その際、露出計の設定も撮影絞り値、ISO感度に合わせておきます。, 露出計には、明るさがEV値で表示されます。その数値が適正露光の絞り値になるのですが、表示された測定値が、最初に決めた目的の絞り値と異なっている場合は、ストロボの発光量を調節していけばよいわけです。ストロボの出力はWs(ワットセカンド)という単位で表され、数字が倍になると1EV光量が増え、逆に数字が半分になると1EV光量が少なくなります。多くのストロボの調光バリエーター(出力調節)は、最大出力(FULL)から1/2、1/4、1/8と目盛りがついているので、露出計の測定値と目的の絞り値を比べ、調光バリエーターを操作します。, 出力不足など、場合によってはジェネレーターで調光できる範囲を超えてしまうこともあります。その際は、絞り値を変える、ライトと被写体の距離を変える、カメラのISO感度を変えるといった方法で対応することもできますが、これらの方法は応急的な対処方法です。, 事前に撮影意図を決め、使用するストロボ(ジェネレーター)の性能を把握しておくことが重要なのは、言うまでもありません。, カメラのシャッター速度を1/60秒に設定する。絞り値はf11とした。先に解説したように、光を自由にコントロールできるスタジオでのストロボ撮影では、シャッター速度、絞り値を決めておき、それに合うように光量を調節するのが基本。, モデリングランプをONにして、光がきちんとモデルにあたっているかチェックする。最初はモデリングだけで光の状態を測るのは難しいかもしれないが、慣れてくると、灯数の多いセッティングでも、モデリング状態で、大体の仕上がりが読めるようになる。, 露出を測るため、シンクロケーブルで露出計とジェネレーターをつなぐ。これで露出計とストロボが同調され、露出計側から、ストロボの発光が可能になる。, スタジオで使用する大型ストロボは閃光速度がそれほど速くなく、一部の機種を除いて、一般的には1/250秒から1/500秒程度です。そして重要なことは、カタログなどの表記は、光量が最大ピーク時の約半分になる時間(半値幅)を、閃光時間として表記しているということです。, つまり、閃光速度が1/250秒と表記されるストロボでも、1/250秒以降、半分近くの光は発光を続けています。そのためシャッター速度を1/250秒より短くセットすると、一部の光がカットされてしまう現象が生じます。大型ストロボで撮影する際のシャッター速度は1/125秒以下、発光した光をすべて利用するならば、1/60秒が最適というわけです。, 光量を取りたい位置に露出計を持っていき、(露出計の)発光ボタンを押す。ストロボが発光し、光量が測られる。気をつけなくてはならないのが、露出を測る位置と露出計の向き。この場合は1灯ライティングなので、適正露出で撮りたい部分(ポートレイト撮影では「あご下」で測ることが多い)に露出計を構え、入光部をライトに向ける(平板測光)。, 経験を積むと、ジェネレーターの出力設定と、ストロボの位置や向きで、大体、どのくらいの光量が得られるかを予測できるようになります。, しかし慣れないうちは、露出を計る際、とりあえずジェネレーターのバリエーターを1/2か1/4にして測ってみます。これならば光量アップ、光量ダウンのどちらにも対応できるし、きりのいい数字なので、明るさを1EVアップ、また1EV下げる時、光量を2倍、または1/2とすぐに設定できるからです。, ジェネレーターの出力バリエーターを操作する時、バリエーター目盛りと出力の関係を理解しておきましょう。ポイントは「絞り1段アップ=光量2倍(=出力2倍)」「絞り1段ダウン=光量1/2(=出力半分)」。, 目的の絞り値よりも1絞り分、光量が足りない場合は、バリエーターの目盛りを倍の設定まで上げます。光量が2倍になると、露出計のメーターの値も1絞り分(1EV分)多くなります。, 逆に、目的の絞り値よりも光量が1絞り分、多い場合は、バリエーターの目盛りで、半分の数値まで下げます。2段分高い場合は、半分の半分、つまり1/4まで光量を下げればよいわけです。, 右に2400Wsのジェネレーターを使い、FULL発光でf32の露光だった場合の、出力と絞り値の例を挙げました。, なお、電圧調光タイプのジェネレーター操作で光量を落とす場合は、一度、空発光して、溜まっていた電圧を放電、再蓄電させないと、出力が下がらないことも、覚えておいて下さい(コンデンサ調光ストロボと内部放電回路搭載ストロボは空発光が不要)。, スチルライフのジャンルでも、特にプロの世界で「ブツ撮り」と呼ばれるスタジオでの商品撮影をメインに、ライティングの基礎から実践までを解説していきます。, ドイテクニカルフォト、コメットストロボを経て、2000年に独立。銀塩写真、デジタルフォト、ライティングに関する執筆、セミナーなどを行なっている。日本写真映像専門学校非常勤講師、日本写真学会、日本写真芸術学会会員、電塾運営委員。, Final Cut Pro / トーンカーブ / Photoshop CC / Camera Rawフィルター / Camera Raw / 3DCG / Autodesk 3ds Max / Lightroom CC / ColorEdge / レベル補正. 「光の魔術師イルコのポートレート撮影スペシャルテクニック」は、タイトルの通り、人物撮影時におけるラインティングテクニックを指南する主旨の書籍です。本書ではストロボライティングの基本と、後幕シンクロやマルチ発光などの応用技術をカバーしていますが、このほかにもストロボの基本を学ぶ前段階として、自然光を活用した撮り方も解説しているのが特徴となっています。, 本記事では、チャプター2「実践!イルコのポートレート・テクニック」より、日中シンクロ撮影と多灯ライティングのテクニックについての記述を紹介します。, ストロボを使った日中シンクロでもっとも代表的な方法は、左のように青空をバックにした撮影です。こういうシーンでは、背景の露出を先に決めて、被写体がアンダー状態になってるかを確認し、被写体がちょうどいい明るさになるようにストロボで起こします。ですから、こういう明暗差の大きい条件の撮影では、ある程度パワーのあるストロボじゃないと光量が足りません。, 日中のストロボを使った撮影方法には、3種類の方法があります。カメラのシンクロスピードとは、ストロボの光がセンサー全体に当たる状態のときの一番速いシャッター速度のことです。多くのカメラでは、シンクロスピードは1/200秒前後が多く、シンクロスピードよりも速いシャッター速度に設定してしまうと、写真に影が入ってしまいます。その場合の3つの対処方法を、下にまとめました!, シンクロスピード(1/200秒、1/250秒など機種によって違います)に間に合わないときは、次の方法のどれかを選びます。, NDフィルターを使うと色に影響させずに光量を下げることができるので、ND8かND16フィルターを使ったりします。, シャッター速度はシンクロスピードにして、露出が明るい状態を絞りで調整する方法です。ただし、この撮り方は広角、超広角レンズのときにしか使いません。135mmレンズで撮影して、絞りをF11くらいまで絞るポートレートの撮り方はあまり好きじゃない!望遠は背景をぼかしたほうが立体的に写ります。, 上の写真もそうですが、この方法が一番多いです。ある程度ストロボに負担が多くなるけど、速いシャッター速度でも撮影できます。ただし、ハイスピードシンクロを行うためには、対応するラジオスレーブとストロボが必要です。私はニッシンMG8000ストロボと、ラジオスレーブはCactusのV6iiを使うことが多いです。, 上の写真は、階段の上の方からストロボを1灯当てています。どんな場所にストロボを置けるか、現場をよく観察するのも大事!, 撮影では1灯ライティングが多いですが、複雑な光を作りたいときは、いくつかの場所にオフストロボを置いて多灯ライティングをします。特別なストロボではなく、私はぜんぶクリップオンストロボか、その場にある光を使っています。要は光ればストロボは何でもいいんです!あとはどんな風に、その光の量と方向性、そして質を変えて使うかです。, 夜景ポートレートでは、ショーウインドウや自動販売機など、その場にある光をもう1灯に見立ててライティングすることがよくあります。この写真は灯台の光で多灯!, 雨撮影では、バックライト1灯と被写体を照らす前方からのライティングで2灯にすることが多いです。, トンネルのライティングは、被写体の後ろにカラーフィルターを付けたバックライトを置いて、トンネルの壁に向けて上に照らします。同時に被写体にも光が入ります。, 多灯ライティングでもっともよく使うのは、ストロボとストロボで被写体を挟んだクロスライティングです!ストロボは被写体の延長線上に置きます。光で被写体をサンドイッチすると、前からの光で顔がしっかり見えて、後ろからの光で輪郭に光が入るので、被写体に立体感が生まれます。, 多灯ライティングに挑戦するなら、まずは1灯のオフストロボを用意して、もう1灯はその場にある明かりを使ってサンドイッチしてみるといいと思います!, ブルガリア出身、神戸在住のフォトグラファー。