ミッション(mission)とビジョン(vision)とバリュー(value)の違いと定 … 心に響き、役に立つ経営理念の作り方. ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)とは、企業のフィロソフィーを構築するフレームワークのひとつです。実務的には、このMVVをそれぞれ「使命/目標/行動指標」に落とし込む形式が組織運営において使いやすく、多くの企業で取り入れられています。, 「フィロソフィー」をそのまま日本語に訳すと「哲学」となりますが、ビジネスや経営の話をする上では企業理念や経営哲学といった意味を持ちます。企業のフィロソフィーを確立できれば組織全体の方向性が定まり、企業イメージの向上や社員のやりがいにつながっていくことが一般的に知られています。, なお、企業のフィロソフィーを構築するフレームワークとしては、MVVのほかにも企業の存在意義を考えていく「パーパス」や、「なぜ?」という問いからフィロソフィーを導く “Start with why” などがあります。, 以下では、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)という考え方について、それぞれ位置付けをより詳しく解説します。, ミッションとは、企業が果たすべき使命のことです。後述するビジョンを実現するために、企業は一体何をするべきなのかという問いへの答えがミッションとなります。, 例えば、ある食品メーカーが「日本を元気にする」というビジョンを掲げているのであれば、「安全で美味しい食品を創出し、食べる喜びを健康的に楽しめる幸せを提供する」といったミッションが考えられるでしょう。, ビジョンとは、前述のミッションを達成することによってどのような未来を実現したいのかを言葉にしたものです。直近の目標というよりも、数年〜数十年先を見据えた中長期な未来をイメージすることが多いとされています。, バリューとは、ミッションやビジョンを達成・実現するために、社員一人ひとりが意識するべき価値観、行動指針を指します。バリューをあまりに多く設定すると社員が覚えきれず、組織に規範が定着せずに、結果として機能しなくなってしまうこともあるため、バリューは3つや5つ程度で定める企業が実際には多いです。, 前述の食品メーカーの例でいえば、たとえば「品質にこだわる」「お客さまの声に向き合う」といったバリューが考えられるでしょう。, ミッション・ビジョン・バリューなどで示される企業のフィロソフィーは、企業の活動の基礎となる考え方を示す非常に重要なものです。しかし、その重要性ゆえに間違った認識をされるケースも見られます。以下で紹介するのは、ミッション・ビジョン・バリューに対して抱かれることが多い2つの認識相違・誤解です。これらのケースを解説しつつ、正しい認識をお伝えしていきます。, ミッションとビジョン(特にミッション)は、ブレない軸として創業時に決めておくべきだと言われることがあります。投資家や関係者から、「目指す世界観があるからこそ、その企業を興したのでしょう?」と問われることがあるためです。しかし、最初からミッションやビジョンにこだわりすぎる必要はありません。特にスタートアップであれば、自社の製品やサービスがPMF(プロダクト・マーケット・フィット)する前に、企業としての理念をわざわざ言語化・固定する必要はないのです。, もちろん、企業としての理念や目指す世界観の大枠を考えておくことで、事業の方向性を定めやすくなるというメリットはあります。とはいえ、ミッションやビジョンを固定することで柔軟性を失い、事業活動そのものが立ち行かなくなっては本末転倒で、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)の上でビジネスモデルが定まり、事業がある程度軌道に乗るまでは、変化に対応できるようバッファを持たせておくほうがよいです。, 実際には、投資家や採用候補者に向けたPRとして、創業初期の段階でミッションやビジョンを大々的に掲げることもあります。しかしこの場合も、最初からビジョン等の内容を固めきってしてしまうと、ミッションと実情に差異が生まれたときに働き手の満足度が下がってしまったり、投資家の意向を気にして事業に柔軟性を持たせられなかったりといった状況に陥りかねません。何らかの理由でミッション・ビジョンを決めなければいけなかったとしても、後になって帳尻合わせができるように「余白」を残しておきましょう。, シリコンバレーで成功するスタートアップ企業も、全てのケースで「最初からミッションやビジョンが明確だった」というわけではありません。とりあえずチャレンジしてみた事業が当たり、後から「そこにいるメンバーが大事にしていること」や「事業に対して抱いている想い」などを掘り上げていくことで、ミッションなどを考えていくパターンのほうが多いくらいです。ミッションやビジョンが足かせになるくらいなら、明確に言語化しない。そういうスタンスで問題ありません。, 一般的に、ミッション・ビジョン・バリューなどのフィロソフィーは、会社や事業への思いが強い創業者や社長が決めるものだと思われがちです。その文脈では、働いている人の多くは、ミッション・ビジョン・バリューは入社した段階ですでに決められているもので、「暗記するもの」だと捉えます。, しかしミッション・ビジョン・バリュー(MVV)は、「結果としてMVVが明文化された状態」にではなく、「MVVを決めていく過程」にこそ意味があります。言語化されたミッション・ビジョン・バリューはあくまで結果。誰か一人の考えを言葉にするのではなく、社員それぞれの思いや働く意義を対話によって掘り下げ、最終的にミッションやビジョンに沿った判断をできるようにすることがミッション・ビジョン・バリューの意義だといえます。, どんなに素晴らしいミッション・ビジョン・バリューがあっても、現場の意識とあまりに違う内容であれば存在する意味がありません。ミッション・ビジョン・バリューが成功要因のひとつとして機能している企業は多いですが、作ること自体が目的になるのはピントのずれた考え方です。, ここでは、私たちDONGURIがミッション・ビジョン・バリューを定めてCI(コーポレート・アイデンティティ)を刷新した過程を元に、ミッション・ビジョン・バリューをどのように策定していけばいいのか、何を考えればいいのかのヒントを解説します。, もちろん、理想的な策定プロセスは各企業のビジネスモデルや風土によって異なるため、以下に挙げるヒントが当てはまらない企業もあります。「真似すべきケーススタディ」ではなく、ひとつの参考例として捉えてください。, DONGURIが自社のCIをリニューアルしたのは2019年3月です。CIの刷新に向けてミッション・ビジョン・バリューを以下のように明文化しました。, ミッション:GAME CHANGE 経営者の独自の強み(=エグゼタイム®)を活かした経営戦略構築、仕組化支援、外注化支援のエキスパート。「エグゼタイム仕組み戦略サクセス・フォーミュラ」を体系化し、経営者の働く時間に依存せず会社が成長するビジネスモデル構築を支援。経営者に寄り添い俯瞰したサポート力には定評がある。口コミで、全国の経営者から戦略参謀としての依頼が集まっている。, 清水直樹 ビジョンとは何か? 企業の存在理由となるミッションを明確にしたら、組織作りを成功させるために次に考えるべきはビジョンです。ビジョンとは、企業理念を追求した結果、将来どうありたいかという問いの答えです。 仕事・ビジネス, 事業のミッション、ビジョン、バリューが設定できると、会社の方向性が決まり、何をやり何をやらないべきかの判断が簡単にできます。, また、第三者に対して「自社が事業を通して社会にどんな影響を与えていくか」を端的に説明できるようにもなります。, 逆に、ミッション、ビジョン、バリューが未設定だと、会社の方向性が定まらず、事業において重要な判断を下すのが難しくなります。, 第三者に対して「自社が事業を通して社会にどんな影響を与えていくか」を端的に説明できず、協力者や資金が集まりにくくもなるでしょう。, よくわからない事業をしている会社に、協力したり資金を提供したりしてくれる人はそうそういないからです。, なので、事業を成功させるためには、ミッション、ビジョン、バリューの設定をすることが大切です。, ミッション、ビジョン、バリューの違いがわかっていないと、それぞれを正しく設定することができません。, 第1章では、「ミッション、ビジョン、バリューの違いと関係性」について、詳しくお伝えしていきます。, たとえば、クラウドソーシングで日本最大級の「クラウドワークス」のミッションは「”働く”を通じて、人々に笑顔を」です。, これは、「クラウドワークス」がクラウドソーシング事業に取り組む目的が「”働く”を通じて、人々を笑顔にしていく」ことであり、そういった影響を世の中に与えていきたいという意志の表れです。, 「なぜ、あなたの会社が世の中に存在しているのか?」「なぜその事業をやるのか?」の答えが、ミッションになります。, たとえば、「クラウドワークス」のビジョンは、「働き方改革」「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」です。, 「ミッションを実現するために何をすべきか?」「会社としてどんな姿でありたいか?」の答えが、ビジョンになります。, バリューとは、「ミッションやビジョンを実現するために、組織に共有すべき価値観や行動基準」を示したものです。, たとえば、「クラウドワークス」のバリューは、「10倍ゴール」「まず決めて、すぐ動く」「最高、最良」です。, 「ミッションやビジョンを実現するために、組織に浸透させたい価値観や行動基準は何か?」「従業員がどんな価値観や行動基準を持って働いてくれれば、ミッションやビジョンが実現できるか?」の答えが、バリューになります。, 会社が世の中に存在する理由としてミッションがあり、ミッションを実現するためのビジョンがあり、ミッションとビジョンを実現するためのバリューがあります。, この順番でミッション、ビジョン、バリューを決めていくと、3つの項目が連動しやすくなります。, なぜなら、会社が世の中に存在する理由としてミッションがあり、ミッションを実現するためのビジョンがあり、ミッションとビジョンを実現するためのバリューがあるので、そこには自然と1本の道ができるはずだからです。, たとえば、クラウドワークスでは、「”働く”を通じて、人々に笑顔を届ける(ミッション)」ために、「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる(ビジョン)」ように事業を進める。そのために、「10倍ゴール」「まず決めて、すぐ動く」「最高、最良」というバリューを掲げて組織をまとめていく。, また判断が必要なときにも、ミッション、ビジョン、バリューを前提とした判断を下すことで、事業として正しい判断ができるようになります。, ですが、「人々に笑顔を届ける(ミッション)」のために、「儲け最優先の会社になる(ビジョン)」ために事業を作り、「ゆるく働く(バリュー)」組織を作る、だとバリューからミッションまでがバラバラです。, 「ゆるく働く」という価値観で「儲け最優先の会社」を作るのは難しいでしょうし、「儲け最優先の会社」を目指していくなら「笑顔よりも売上」になってしまうはずです。, 会社の方向性も定まらず、判断を迫られたときにも「笑顔を優先するのか、儲けを優先するのか、仕事のゆるさを優先するのか」がわからなくなり、決断に苦しむはずです。, ミッション、ビジョン、バリューの違いと関係性がわかったことで、それぞれの項目を決めやすくなっているはずです。, 続いて第2章では、「ミッション、ビジョン、バリューと経営理念の違い」をお伝えしていきます。, 経営理念とは、会社の「果たすべき使命や役割」「目標」「価値観」「考え方」「行動基準」などをまとめたものです。, そのため、経営理念に含まれる内容によって、ミッション、ビジョン、バリューとの関係が変わってきます。, 経営理念が先にあってミッション、ビジョン、バリューを作る場合は、今ある経営理念がミッション、ビジョン、バリューに対してどの位置づけになっているのかをまず確認します。, 経営理念がまだない場合は、ミッション、ビジョン、バリューと経営理念のどちらを先に作っても大丈夫です。, 経営理念の作り方は、別記事『経営理念の作り方|重要な3つの要素を事例と共に解説』で詳しくお伝えしています。ぜひ、併せてお読みください。, この目的がわかっていると、会社経営がしやすくなるように各項目を設定していくことができます。, ミッション、ビジョン、バリューを作る一番の目的は、会社の理想を社内外に共有することです。, 起業したばかりで「これからやってやるぞ!」とやる気に満ち溢れていたり、事業が順調で「このままいけばうまくいく!」と社員が前向きだったりするときは、会社の理想が共有できていなくても、勢いや雰囲気で仕事を進めていくことができるかもしれません。, しかし、大きな課題に直面し、「このままじゃヤバいかも…」と思い始める人が増えた場合、会社の理想が共有されていないと、「会社がヤバイなら、さっさと辞めて安全な会社に行こう」と、会社から抜けていく人が増える可能性があります。, 会社を辞めるまでいかなくても、「どうせ潰れるんだし、ソコソコ仕事しておいて、潰れたときのことも考えておこう」と思う人がいてもおかしくありません。そうなったら、組織は簡単に壊れてしまいます。, しかし、会社の理想が社内外に共有できていれば、「理想を実現するために、この危機をみんなで乗り越えていこう!」という雰囲気を作りやすくなります。, すると、みんなで力を合わせて一体感を持って課題に立ち向かえ、乗り越えやすくなるはずです。, つまり、社内外の人と力を合わせて一緒に会社の理想を実現するために、ミッション、ビジョン、バリューを設定する必要があるということです。, ミッション、ビジョン、バリューは、事業が順調なときだけでなく、不調になったときにこそ、大きな力を発揮してくれるはずです。, では、どのようなタイミングでミッション、ビジョン、バリューを決めるのが効果的なのでしょうか。, 次の第4章では、「ミッション、ビジョン、バリューを決めるタイミング」についてお伝えします。, ミッション、ビジョン、バリューは、事業を始めるときに決めれば終わり、というものではありません。, また、会社の方向性にあった人を採用しやすく、採用や社員教育での悩みを減らすことにもつながります。, バリューは、「組織に共有すべき価値観や行動基準」なので、組織ができたときが決めるタイミングです。, 社員の価値観がバラバラにならないように、社員が揃い始めたらバリューを掲げられるようにしておきましょう。, ミッション、ビジョン、バリューを決めるタイミングがわかったら、あとは実際にそれぞれ決めていきます。, 第5章では、「ミッション、ビジョン、バリューを作る手順」として、以下の5つの手順をお伝えします。, この5つの手順で進めていくことにより、事業を成功に導くミッション、ビジョン、バリューが作れるはずです。, より良いミッション、ビジョン、バリューを作るためには、出来るだけ多くの意見を集められることが重要です。, もちろん、創業時や一人起業の場合には、チームを作れないこともあります。その場合は、一人で作っても問題ありません。, ミッション、ビジョン、バリューを作るための2つ目の手順が、「定義や関係性の共有」です。, ミッション、ビジョン、バリューの定義や関係性は意外と曖昧で、人それぞれで理解が異なっている場合があります。, なので、最初にミッション、ビジョン、バリューの定義や関係性を共有しておくことが大切です。, 第1章でお伝えした内容をメンバーに共有すると、ミッション、ビジョン、バリューの定義や関係性が共有できるはずです。, ミッション、ビジョン、バリューを作るための3つ目の手順が、「徹底的なアウトプット」です。, 自社のミッション、ビジョン、バリューについて、思いつくことをどんどん出していきます。, このとき重要なのは、出てくる意見の数です。出てくる意見の数が多ければ多いほど、自社にとっての重要な価値観を発見しやすくなります。, 意見の数を増やすコツは、「誰の意見も否定しないこと」「盛り上げること」の2つです。, なので、たとえ微妙な意見だったとしても、「おぉ~、面白いね!他には?」というような感じで、否定せずに盛り上げて、どんどん次の意見を引き出していくようにしましょう。, 出てきた意見の中で、共通している言葉や要素、重要にしたい内容を洗い出していきます。, たくさんの意見が出てくると、どの意見も採用したくなるかもしれません。ですが、あくまで多くに共通する要素や特に重要にしたい内容に絞った方が良いです。, なぜなら、ミッション、ビジョン、バリューは一言で伝わるくらいシンプルにまとめることが大切だからです。, ミッション、ビジョン、バリューを作るための5つ目の手順が、「言語化すること」です。, 意見の中の多くに共通する要素や特に重要にしたい内容を、シンプルに一言でまとめていきます。, ミッション、ビジョン、バリューがどうしても長文になってしまう場合は、「それを端的に示せる単語はないか?」と考えてみることで、シンプルにまとめるアイデアが生まれやすくなります。, 内容を絞ると、他に大切にしたい項目が欠けてしまうように感じてしまい、なかなか絞れないこともあるかもしれません。, ですが、泣く泣くカットした項目も、「文字としては書いていないけど、ミッション、ビジョン、バリューに想いとして乗せていこう!」と意識することで、気持ちはしっかり込めることができます。, すると、想いのこもった、自社だけのミッション、ビジョン、バリューにまとまるはずです。, この5つの手順で進めていけば、自社の事業を成功に導くミッション、ビジョン、バリューが作れるはずです。, 他社の事例を読むことで、自社のミッション、ビジョン、バリューのヒントになることもありますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。, 第6章では、ミッション、ビジョン、バリューの事例を5つ紹介します。自社のミッション、ビジョン、バリュー作りの参考にしてみてください。, 以下のKIRINグループのミッション、ビジョン、バリューは公式サイトの「企業方針」より引用しています。, 自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します, DeNAは、インターネットを通じて、ゲームやヘルスケア、スポーツなど様々な分野に事業を展開している企業です。, ZUUは『ZUU online』など金融メディアを世界に展開している会社で、フィンテック化の支援なども行っています。, PIXTAは、スキルを活かしたいアマチュアカメラマンと素材を使いたい人を繋げるプラットフォームである、画像や動画、音楽の素材サイト「PIXTA」を運営する会社です。, C Channel は、日本最大級の女性向け動画メディア「C CHANNEL」を運営する会社です。他にもイベント業やインフルエンサーマーケティング業も行っています。, ただ、ミッションに似た言葉としてビジョンやバリューがありますが、ごっちゃにして適当に作ってしまうと、社内外の人にどんな会社なのかを知ってもらいにくくなってしまいます。, なので、ミッションを掲げる際は以下のようにビジョン、バリューを違いを知ったうえで、それぞれを定めていくことが大切です。, 会社が世の中に存在する理由としてミッションがあり、ミッションを実現するためのビジョンがあり、ミッションとビジョンを実現するためのバリューがあるという形です。, また、ミッション、ビジョン、バリューを作る一番の目的は、会社の理想を社内外に共有することです。, 会社の理想を共有しておくことで、事業が順調なときだけでなく、不調になったときにこそ、社員同士がまとまり、大きな力を発揮してくれるはずです。, 事業を成功させるためにも、この記事を参考に、ミッション、ビジョン、バリューを設定してみてください。, 経営コンサルタント。これまで1,000社以上の経営者と、1万人以上の現場スタッフ、マネージャー、リーダーたちとの深い対話から、働き方と生き方には4段階のステージがあることを解明し「進化の4段階説」を体系化。現在は、上場企業、リーディングカンパニー、老舗企業、個性的な小さな会社、業界のリーダー的経営者、第一線で活躍するプロフェッショナル、作家、講師、コンサルタント、コミュニティ主催者などの「リーダーの相談役」として活動。, 自身の経験をベースとした、月間30万PVのブログを運営。累計2000人以上の相談に乗るも、本質的にクライアントを本当の幸せに導けているのかという疑問が拭い去れず、心に迷いが生じ始める。そんな時に、小田さんが講師をされているNEXT DIMENSIONという講座に出会い、古神道をベースとした、日本神話、仕事の原理原則、ステージ理論など仕事における帝王学を学ぶ。その後、真髄を自身のビジネスに生かした結果、自分自身もさらに良くなり、今では、多くの人の相談に乗りながらも、小田さんの講座THE SHIFTのナビゲーターや、NEXT DIMENSIONの運営を任されるようになる。. ミッション・ビジョン・バリューとは何かを解説した後、それぞれの作り方から違いまでを完全解説します。, まず、ミッション、ビジョン、バリューとは何でしょうか?簡単に言うと以下のとおりとなります。, ミッション、ビジョン、バリューの各詳細については長くなってしまうので、以下のとおり別ページに記載させていただきました。, 会社のメンバーが増えてきて、さらなる成長を目指そうとすると、この理念体系の整備が不可欠になります。私たちが企業様をご支援する場合には、まずミッション、ビジョン、バリューの文書化からスタートします。これらが文書化されていない場合はもちろん、既に存在する場合も、再構築を行うことが多いです。, ちなみにお前のミッション、ビジョン、バリューは何なんだ?と聞かれそうなので、下記で私たち(一般財団法人日本アントレプレナー学会)のをご紹介しておきます。, ちなみに私たちはミッションという言葉の代わりに”ドリーム”という言葉を使っています。これは私たちのコアバリューに”起業家としての夢を大切する”というものがあるため、ドリームにしています。意味合い的にはミッションと同義になります。, ミッション・ビジョン・バリューの例として我々「一般財団法人日本アントレプレナー学会」のものを紹介します。, 私たちは起業家こそが世界をより良い場所(Better Place to Live)にすると信じています。そして、起業家精神とは地球上すべての人が持っている人格のことを指します。人々の内なる起業家精神を呼び起こすことによって、世界をより良い場所へしていくことが出来ます。, 世の中を良くするためには優れたアイデア、人、資本が必要です。これら3つが同時に同じ場所に存在することは稀であり、アイデアはあるが一緒に活動する仲間がいない、資本が無い場合もあります。一方で、資本はあるが良いアイデアや人がいない、という場合もあります。私たちはこれら3つを結びつけるプラットフォームになることにより、優れたアイデアを世界中に広がるビジネスへと進化させます。, 世の中の企業サイトを見ると、たいてい、様々な”理念らしきもの”が並んでいます。企業理念、経営理念、ミッションステートメント、社是、社訓、経営方針、行動基準などなど。会社ごとに項目も違うので、一体これらの違いは何なのか?と思われることも多いでしょう。, これらの各項目は、一応、それぞれの定義はあるようですが、一般にはその違いは曖昧で、会社ごとに独自に決めていると言っていいでしょう。, ちなみに私が昔所属していた会社では、経営理念や社是や社訓など、”理念らしきもの”がたくさん掲げられており、頻繁に唱和していました。ただ、私も含め、ほとんどの社員はそれら各項目の違いを理解していませんでした。だから何遍唱和したところで全く頭に入りませんし、行動も伴ってきません。これは悪い例です。, 大切なのは、”自社なりの理念体系”を決めることです。自社の理念はこれだ、というように社内で統一されていればいいのです。社長はもちろんのこと、社員全員が各項目の定義とその内容を理解してさえいれば、他社との違いを気にする必要はありません。, ミッションは会社の”存在意義”なので、そう簡単に思いつくようなものではありません。, ミッションを作るには、「自分はなぜこのビジネスをやっているのか?」を自分の問い続けるしかありません。, そして、偉大なビジネスとなる会社のミッションは経営者の個人的な夢ではなく、顧客や他人のための夢、つまり何かを得ることではなく、何かに貢献することに焦点を当てた夢であることが特徴です。, このような観点から、世の中のどんな問題を解決したいのか、何に貢献し、どんな結果を残したいのかを考えることから始めてみましょう。, 多くの中小企業のビジョン作りを支援してきた私たち「仕組み経営」では大きく5ステップのビジョンの作り方を提唱しています。, 次にミッション、ビジョン、バリューの順番を見てみましょう。これには二通りあります。, これもいろんな説があります。仕組み経営の中では、一番揺るがしてはいけないのは、(コア)バリューとしています。バリューは企業文化の根幹であり、ここが崩れると組織が崩壊してしまうからです。, 次に揺るがしてはいけないはミッションです。ミッションは存在意義なので、バリューよりこっちのほうが揺るがしてはいけないんじゃないの?と思われるかも知れません。それも一理あります。しかし一方、会社の存在意義というのは時代の流れとともに変わってくるものでもあります。会社が時流についていけなくなったとき、自社の存在意義を問い直した結果、第二創業期を迎えることが出来た会社もあります。, たとえば自動車メーカーを見てみましょう。自動車メーカーは、かつては自動車を生産することが存在意義でしたが、いまは様相が変わってきています。ライドシェアや電気自動車、自動運転などが普及し、自動車を生産しているだけでは10年後、20年後の未来が見えない時代になっています。そのため各社は自社の存在意義、つまりミッションを考え直す必要に迫られているのではないでしょうか。, とはいえ、この辺はミッションをどの程度の抽象度で策定しているか?によって変わると思います。京セラ稲盛さんの有名な理念「全社員の物心両面の幸福を追求する」というのであれば非常に抽象度が高いので、時代が変わっても揺るがない理念だといえるでしょう。, そして最後がビジョンです。ビジョンは自社の将来ありたい姿であり、10年か15年くらいで変えていくことがあります。たとえば、マイクロソフトは創業当初、「すべてのデスクにコンピューターを」というのがビジョンがでしたが、それが実現されると新しいビジョンを策定しなおしました。こんな感じで、ビジョンは自社の状況や時勢によって作り変えることがあります。, 次に創る順番です。仕組み経営の中では、まず優先されるのがやはり(コア)バリューです。(コア)バリューはできれば最初の一人目を雇う前に文書化します。, 中には、バリューを創るのはある程度人数が増えてから、と書かれている書籍などもあります。”バリューは行動基準”であると勘違いしているとそうなります。, バリューは行動基準などよりももっと深いところにあるものであり、企業文化を決定づけるとても大切な項目です。企業文化は最初の十数人に誰を入れるかで決まってしまいます。そして、バリューが合わない人が一人でも入社してくると、社内は混乱します。だから最初の一人目を雇う前にバリューを文書化します。コアバリューは採用の基準でもあるので、そもそも文書化されていないと、その人を採用していいのかどうかもわかりません。, ミッションとビジョンに関しては会社の状況にもよります。最初から明確なミッションを持って操業している会社もありますし、逆にビジョンだけは明確な社長もいらっしゃいます。なので、その会社の状況に合わせて明文化をしていきます。, 日本企業では、”理念を浸透させる”という言葉が非常に頻繁に使われます。正直言って、私はこの言葉が好きではありません。, 浸透させるというと、上層部から下層部に思想を植え付ける、というような意味合いに思えてしまいます。, 理念は浸透させるものではなく、共有するものです。リーダーが行うべきことは、いまから採用しようとしている人が、自分たちの理念を共有してくれるかどうかを見極めることです。採用してから理念を浸透させようとすると失敗します。, ましてこれからの時代、生き方が多様化したり、会社に所属することがマストではなくなるでしょう。そんな時代に、会社の理念を強制することはできません。, 人はそれぞれ人生の目的や計画や価値観、すなわち個人としての理念を持っています。本人が意識しているかどうかに関わらず。そして、会社とは、同じような理念を持った人たちの集まりであると考えたほうが良いでしょう。, この辺については「ティール組織」における存在目的が近いかも知れません。これについては、別記事でご紹介しています。, 以上、ミッション、ビジョン、バリューについて解説をしてきました。「仕組み経営」ではミッション、ビジョン、バリューの策定から、それを軸にした会社の仕組みづくりまでを一貫してご支援しています。, 「仕組み経営」は、「人(社長やスタープレイヤー)」に依存する会社から「仕組み」に依存する会社へと変革し、成長と自由を両立するためのヒントをご提供しています。詳しくはこちらから, 勝亦徹