星空宇宙天文検定協会が実施している検定試験で、「星検」という愛称で認知されています。星空に興味を持たれた初心者向けの5級から、深い知識を元に指導や解説までできる星空エキスパートのさらに上の段階である1級まで実施されています。年齢制限などはなく誰でも受験ができますが、1級だけは2級合格された方だけが受験できます。公式問題集もあるので、受験の際にはご参考にされると良いでしょう。宇宙や天文というと小難しく感じられるかと思いますが、星空というとぐっと身近に感じられるかと思います。実際、この検定は一般の方が、楽しく学んでもらうことを念頭に置き、科学的なことだけでなく、生活に身近な星座や暦のことも出題されています。夜空を見上げるのが少し楽しくなる検定です。検定料の併願割・団体割だけでなく、家族割もあるところが興味深いところです。この検定を家族で星空を眺めるのきっかけにするのも良いのでないでしょうか。, 星空宇宙天文検定協会のHP内で過去の試験問題(PDF)を観覧できるので、試験のレベルを知りたい方は一度見てみて下さい。, 星検の公式テキストである「星検公式問題集」があるので勉強はやりやすいと思います。こちらのテキストは試験勉強だけではなく、趣味の為に購入している方も多いです。, 星空宇宙天文検定を受けることで、星空や星座、宇宙についての知識を段階的に深めていくことができます。, 検定を受けているのは、地学研究部や天文部に所属している中高校生や学生、星空が好きなサークルのメンバーなどが多いですね。大好きな星空についてもっと知りたい、魅力を語りたい、というモチベーションがある方ばかりです。, 星空宇宙天文検定で得た知識は学校や地域のイベントなどで天文や星座、宇宙について説明するときに役立ちます。, サイエンスショーやプラネタリウムなどで解説を行ったり天文に関する商品の広報に知識を生かしたりすることができます。また家電量販店の望遠鏡売り場担当者が受けるなど、星空宇宙天文検定を通じてお客様とのコミュニケーションにいかしていくケースもあります。. 正答率が高かった問題でも80%を超えなかった。正答率が70%を超えたのは以下の5問である。【問4】ISSで進められている、生命材料となる有機物が地球にやってきた可能性を調べる実験の名称を問う問題(正答率79.8%)、【問5】グラフから吸収線の名称を選ぶ問題(正答率79.0%)、【問38】太陽の周縁減光効果の原因に関連する事柄を選ぶ問題(正答率78.2%)、【問24】宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に「そらの孔」として登場する天体の名称を問う問題(正答率73.9%)、【問35】人工衛星に用いられている断熱材を固定する素材を問う問題(正答率73.1%)。 さて、例年の総括同様、まず、本検定のココロから復習すると、本検定は天文や宇宙に関わるあらゆるモノゴトについて徹底的に楽しんでいただきたいことが目的である。そのため公式テキストには、基礎的な知識をまとめると同時に、普通の教科書には書かれないトリビアな知識や、最先端の発見なども詰め込まれている。またフルカラーの写真や説明図も多用してある。そして検定問題では、基礎的な問題とともに、意外で裏をかくような問題もコラムや傍注の片隅から出題してあるわけだ。もっと図版や写真を使った問題を出題できると、検定問題も目で見て楽しめるようになると思うが、これは出題者および監修側の今後の課題である。また2級や1級では数式も出るようになり、数式を使った問題はしばしば正答率が下がるが、逆に、数式を克服していけば、新たな地平が拡がることを知っておいて欲しい。数式(公式)というものは、もともとは何十行もの言葉で表していた内容を、それではあまりにも面倒なので、言葉の内容を記号に置き換えて、1行にまとめたようなものだ。具体例を挙げれば、“質量をもった2つの異なる物体の間には、それぞれの物体の質量の積に比例し、物体の重心の間の距離の2乗に反比例する力が働き、その力はお互いを引き寄せる引力であり、比例定数を万有引力定数と呼ぶ。”という言葉で表した内容を式にまとめたものが、F=-GMm/r2、となる。したがって、数式(公式)は丸覚えをするのではなく、その内容を言葉で覚えて欲しい。数式について、もう2つトリビアなこととしては、①記号(変数)の多くはその記号が表す物理量の英語の頭文字である。②数式の等号の両辺では、式の値が等しいと同時に単位も等しい。これらを知っておくと数式の制覇に多少は役に立つだろう。最後に1級の合格率が今回も低いことについて、これは初回からの懸案事項であり、準1級は設けたものの、1級のレベル自体は下げていない。これは天文学に限らず、中学や高校で学習する内容と、大学の専門課程で学ぶ学問は、知識の量と質において、それぐらいの隔たりがあることの結果なのである。何だか、最初に書いた“楽しんでいただきたい”というフレーズに反しているようだが、むしろ“徹底的に”の方を表していると思って欲しい。1級をクリアしたということは、大学の天文学科レベルの力を身に付けたと思ってもらって差し支えないのである。最後に、監修側としては、本検定をクリアして終わりではなく、さらに先へと進んで欲しいと思っている。たとえば、本検定2級までをクリアした人は、今度は検定問題を作る側に回り、問題作成の楽しみを味わってもらえないかと夢想している。さらに1級をクリアした人は、大学の研究室などで実際に卒業研究の体験などをしてもらえるといいなと妄想しているが、受検者のみなさんはいかがだろうか。, 1級:男性 79 %、女性 21 % 正答率が高かった問題は次の3問。【問15】彗星と関わりの深い現象を選ぶ問題(正答率95.6%)、【問34】星の正式名に付けられたギリシャ語のアルファベットの意味を問う問題(正答率95.4%)、【問20】夏の大三角を構成する星を選ぶ問題(正答率94.6%)。 最後に、今回は若年層の受験者が伸びているようである。4級の合格者が3級へ進み、3級をクリアしたら2級へ挑み、そしてついには高難易度の1級へチャレンジして欲しい。そして、その間には天文や宇宙の最先端も拡がり、それとともに公式テキストも改訂され、ともに末永く先へ先へと進んでいただきたいものである。, 1級 12歳 2級:男性 65 %、女性 35 % 正答率が極めて低かったのが【問56】探査機が着陸したことのある衛星をもつ天体を問う問題(正答率15.1%)。火星を選んだ受験者が約7割と圧倒的に多かった。「探査機が着陸したことのある惑星」を問うているわけではないことに注意。次に正答率が低かったのが【問12】天文学において使われない座標を問う問題(正答率21.6%)。赤道座標や銀河座標を選んでしまった方が多かった。2019~2020年の公式テキストから新しく加わった内容(2章コラム)だが、重要なので、もう一度整理しておこう。次に正答率が低かったのが、【問6】離心率の最も大きい太陽系惑星を問う問題(正答率22.2%)。海王星を選んだ方が多かったが、むしろ海王星は金星に次いで離心率は小さい。 今回の1級合格率は5.3%。得点分布のピークは、40~49点が37.7%。50点~59点が32.5%。準1級の合格点となる60点以上70点未満は、1級受験者の9.6%であった。受験者数でみると、前回よりも、1級受験者数は2倍となった。特に、10代・20代の受験者が増えている。1級は難関で、合格者は40代以上がほとんどだが、若者のチャレンジ精神を称えたい。1級試験は過去6回開催されたが、女性で1級試験に合格され、天文宇宙博士の称号を手に入れられた方は、未だにおひとりのみである。 4級:男性 56 %、女性 44 %, 回を追うごとに、10代未満・10代の若年層の比率が高まっており、今回は4級受験者の55%を占めるに至った。 正答率の高かった問題を見てみよう。【問3】超新星の型で、見かけの等級から超新星までの距離が推定できる型を選ぶ問題(正答率:84.2%)。【問20】図示されたクェーサー3C 273のスペクトルから、その赤方偏移を問う問題(正答率:82.5%)。これらは、1級参考書である『超・宇宙を解く』を理解していれば、正答にたどり着ける問題である。 天文宇宙検定に興味はありながらも、わからないことが多くて受験をためらっている方もおられるかもしれませんね。, そこで資格Timesでは天文宇宙検定について、難易度やメリットをはじめ、勉強時間や受験資格、合格ラインなどあらゆる情報を解説します!, 読み終わった頃には天文宇宙検定の勉強にすぐ取り掛かれるような内容になっています。ぜひご参考下さい!, 天文宇宙検定は、名前の通り天文や宇宙に関する知識をテストする検定です。しかし、ただ知識を身に付けることだけがこの検定の目的ではありません。, 天文宇宙検定は、宇宙や天文について楽しく学び、考えることを通じて何かしらの行動を起こしてほしい、という主催者の願いが込められた検定です。, 天文や宇宙というと少し難しく感じる方もおられるかもしれませんが、楽しく学習することも検定の意義の中に含まれています。, より多くの人に天文や宇宙に興味を持ってもらうことを目的として設立された団体ですので、以下のように多くの企業が協力や協賛、後援についています。, 小学生からお年寄りまでどなたでも受けられる検定で、第9回2019年試験での受験者の最年少は4歳、最年長は86歳でした。, 孫世代どころではなく曽孫曾祖父と呼べるくらいの年齢差の受験生が、同じ検定を受けていることになります。, 天文宇宙検定に合格すると、「銀河鉄道999」原作者である松本零士先生のオリジナルイラスト付き合格証が贈呈されます。, さらに級によっては、合格者の中から抽選で後援の会社からプレゼントがもらえます。内容は毎回異なりますが、双眼鏡やコンパス、理科年表といった理科に関する賞品です。, 本年度のプレゼントの内容は未定ですが、2019年度のプレゼントには以下のようなものがありました。, 他にも全部で39名分のプレゼントが用意されていました。 今回は、2019年に2度のタッチダウンを成功させた「はやぶさ2」に関連する問題が2問出題された。【問9】表面に着地することを表す言葉を問う問題(正答率83.2%)と【問23】小惑星リュウグウの写真を選ぶ問題。【問23】の正答率は44.5%とあまり芳しくなく、小惑星イトカワの写真を選んでしまった方が4割近くいた。コマやそろばんの玉のような形と報じられたリュウグウ。公式テキストだけでなく、時に新聞や天文雑誌に目を通してみることも、合格への一助となるだろう。, 例年3級の受験者が最も多いが、今回は2級の受験者数が3級を上回った。3級から2級は難易度がぐんと上がるが、今回は10代でチャレンジされた方が増えた。全体の合格率も40.0%と昨年(29.2%)を大きく上回った。2級までの出題範囲は公式テキストの記述内容からであり、過去問の類似問題も多いので、公式テキストや問題集を隈なく読み込んで試験に臨もう。 4級:男性 51.7%、女性 48.3%, 10代未満・10代の若年層が全受験者に占める割合は、前回に引き続き増加した。4級だけでみても5割を超えている。これは、試験直前の2018年の夏に火星大接近があって、学校やメディアで宇宙に触れる機会が増えたことが影響したのかもしれない。合格率をみると、10代未満:54.3%(前回70.2%)、10代:71.5%(前回:80.5%)と20代未満世代で大きく下げている。4級全体の合格率が、第6回(85.8%)、第7回(83.2%)であったのが、今回は76.1%と下がっているのは、勉強が間に合わなかったためと推測される。大人世代は例年通りの安定した合格率で、20代:93.5%、30代:88.1%、40代:83.8%、50代:86.1%、60代以上:95.6%であった。 2級:男性 65.5%、女性 34.5% さて、例年の総括同様、まず、本検定のココロから復習すると、本検定は天文や宇宙に関わるあらゆるモノゴトについて、知識を蓄え、本質を理解し、そして徹底的に楽しんでいただきたくことが目的である。定員の決まった大学の入学試験などでは仮に成績がよくても定員を超えた受験者を“落とす”わけだが、本検定の場合は基準を超えた受験者を“合格”させるものだ。原理的には全員が合格という可能性もある。本検定も10年近く続いており、どうしても過去問との類似問題も増えてきてはいるが、各級における問題の難易度自体は一定の水準で保たれている。したがって、今回、全体的に合格率が上がったということは、受験者のみなさんが公式テキストや過去問をしっかり勉強してこられたことを意味しており、実施する側としても非常に嬉しいわけである。 正答率の低かった問題のうち、20%を下回ったのは以下の2問。【問8】紀元前433年に19太陽年が235朔望月にほぼ等しいことを発見した科学者を問う問題(正答率12.2%)、【問43】太陽ニュートリノ問題の説明のうち間違っているものを選ぶ問題(正答率19.7%)。いずれも2級テキストの口絵やコラムなども、しっかり読み込んでいないと惑わされる問題。続いて正答率20%台であったのが以下の2問。【問58】2017年に発見されたTRAPPIST-1について誤った説明を選ぶ問題(正答率26.7%)。これは既に3000個以上発見されている系外惑星のなかでも特異なものとして、テキストに取り上げられているので、正答率が低かったのは残念であった。【問9】宇宙線に関する説明から間違っているものを選ぶ問題(正答率29.3%)については、宇宙線が電磁波であると誤解している方が多かった。, 今回の1級受験者数は微増したものの、合格者はごくわずか。合格率は0.8%となった(第7回合格率:5.3%)。今回久しぶりに20代の合格者が出た。 天文宇宙検定は天文宇宙の知識を検定し、化学本来の楽しさや生きた科学の普及を目的とし、4つにレベル分けされています。 ここでは、3級の試験概要とテキストや過去問、気になる合格率についてお伝え … 得点分布は、50点台が22.0%、60点台が26.0%。今回は合格となる70点の壁は意外に厚かったようで、合格率は29.2%と前年を大きく下回った(第7回合格率:45.1%)。例年、試験問題に計算問題があると時間を取られてしまうという声がでるのだが、今回は定番のケプラーの法則を用いた計算問題はみられず、いかにテキストを読み込んだかが合否を分けたように感じられた。 そうなると、100万年に1度は他の太陽系の中を通るといえないことはありません。 正答率が特に低かったのは【問24】宇宙における星の分布は平たい円盤状になっているのではないかと最初に提唱した人物を選ぶ問題(10.4%)。ウィリアム・ハーシェルを選んだ方が多かったが、ハーシェルが天の川銀河(銀河系)の円盤構造を論文で発表したのは、1785年のこと。次に低かったのが【問19】銀河の赤方偏移サーベイによって作成された銀河の分布図で見られる、地球からの視線方向に伸びた構造の呼び名を選ぶ問題(17.4%)。大スケールにおける赤方偏移変形である「カイザー効果」を選んでしまった方が多かった。時事問題で正答率が低かったのは【問6】アメリカの新型宇宙船に乗るために訓練を開始した日本の宇宙飛行士を選ぶ問題(22.6%)。直近にISSに滞在していた金井宣茂宇宙飛行士を選んだ方が半数以上いた。 正答率が9割を超えた問題は3問。【問22】主系列星の中心部で水素が核融合したものが溜まっていく部分の名称を問う問題(正答率93.0%)。核融合によってヘリウムが発生すると理解していれば、名称はそのものズバリなので、正答率が高くなるのは自明の理である。【問26】ハビタブルゾーンの説明で誤っているものを選ぶ問題(正答率91.5%)、【問37】HR図に示した4点から、最も星の表面積が大きいものがどの位置にあるか問う問題(正答率91.5%)については、2級テキストを読んで臨めば正答にたどり着くのは比較的たやすい。